【モテ髪】パーマとデジタルパーマの違い
髪に動きが欲しい、朝のスタイリングの手間を減らしたい…そんなときに思いつくのがパーマスタイルですよね。
でも一口にパーマスタイルといっても所謂普通のパーマやデジタルパーマ、お店によってはもっといろいろな種類のパーマがあってどれを選べばいいのかわからない…なんて方も多いのではないでしょうか?
今回は多くの美容室で扱ってるパーマとデジタルパーマについてよくいただくご質問とそれに対する回答を まとめてみたのでぜひ参考にしてみてください。
Q1、パーマとデジタルパーマってどう違うの?
普通のパーマとデジタルパーマの違いは複数ありますが、主な違いは、そのかけ方にあります。
普通のパーマ(コールドパーマと呼ばれることもあります)は、薬液だけでかけるのが一般的です。 薬剤の浸透を促すために熱を当てる場合もありますが多くの場合
①髪の毛にロッド(プラスチック製の筒みたいなもの)を巻く
②1液をつけて5~20分前後放置←熱を当てるならこのタイミングです
③2液をつけてまた放置
④流してスタイリングして終了
サロンによって流れは多少異なりますがおおまかにはこのような感じだと思います。
一方デジタルパーマは、デジタルパーマ専用の機械を使います。施術の流れとしては
①1液(クリームのようなタイプの薬剤が多いです)塗布、放置
②薬剤を流す
③専用のロッドを髪の毛に巻く
④専用の機械で40~70℃の熱で5~20分ほど熱を加える
⑤2液塗布後流してスタイリングで終了
薬剤に加えて機械の熱の力も使ってパーマをかけ、髪の毛にカールを与えるのが、デジタルパーマの特徴です。
Q2、仕上がりの質感の違いは?
普通のパーマはどちらかというとウェットでツヤ、束感のある質感が得意です。
細かいウェーブやカールも出しやすいため、細い束感のある繊細なスタイルにピッタリだと思います。
また前髪にワンカールをかけたり、トップの根本だけ立ち上げたりするような部分的なパーマにも◎
男性の方やショートヘアの方にはこちらの普通のパーマをオススメさせていただく場合が多いです。
一方、デジタルパーマはドライでコテやアイロンで巻いた時のように、弾力のあるクルッとした質感が得意です。
外国人のような緩めのニュアンス重視のウェーブヘアにも向いています。かけ方やスタイリング次第で、しっかりカールしたウェーブヘアだけでなく、ドライでフワフワした質感を出すことも可能です。
こちらはミディアム以上の長めの方やドライな質感がお好きな方にオススメしてます。
Q3、それぞれのメリット、デメリットは?
普通のパーマは濡れているときがカール感が強く出て、乾かせば乾かす程弱くなっていきます。
なので乾かしすぎてしまうとせっかくのカールがだれてしまいます。
しかしこちらはスタイリングで十分にカバーできますし、裏を返せば、
スタイリングとパーマの強さ次第ではカールも内巻きストレートも楽しめるということです。
また繊細で細かいデザインのカールが得意なのと根本のボリュームを出すことができます。
しかしあまりカールのもちはよくありません。
一方デジタルパーマは乾かしてもカールがだれる、ということはあまりなく ご希望のスタイル次第ではむしろ乾かしたほうが動きがハッキリ出ることがあります。
そのため普通のパーマではだれてしまいがちなロングヘアの方でもくっきりカールが出せます。
しかし薬剤+機械による熱の力でカールをつけるため比較的ダメージ、乾燥が出てしまいます。
またカールのもちが良く、パーマがかかりづらい毛質の方にも対応しやすいのも大きなメリットです。
根元からの立ち上げをつけることが苦手なので毛先を中心に動きをつけたい方には特にオススメです。
Q4、縮毛矯正をしているけどどっちのパーマを選べばいいの?
縮毛矯正は薬剤を使って髪の毛の結合を切断し、アイロンの熱の力で伸ばし、2番目の薬剤で固定させるのが施術の流れになります。その時の薬剤の強さとアイロンの温度によって髪の毛の中身のタンパク質が硬くなってしまっていると薬剤が浸透しづらく普通のパーマがかかりにくくなってしまいます。
そのため、もしパーマをかける場合は、薬剤+熱の力でカールをつけるデジタルパーマがおすすめです。むしろデジタルパーマでないとカールをつけることがかなり難しいです。
ただあまり強めにかけようとすると、縮毛矯正で負担がかかっている髪の毛にさらに負担をかけてしまい、チリついてしまったり、髪の毛が切れてしまう可能性があります。
縮毛矯正をした髪へのパーマはそれだけ難易度が高い施術なのでどのような薬剤を使用して縮毛矯正をしたか わかるように可能であれば同じお店での施術をオススメしています。
Q5、スタイリングのコツは?
まず普通のパーマです。
前述した通り、濡れている時が一番カールが強くなりますのでしっかり濡らしましょう。 根元はドライヤー乾かします。下から温風を当てるようにするとやりやすいと思います。
根元以外は半乾き~7割ほど乾いたら、パーマヘア向けのスタイリング剤をもみこむようにつけます。
そしてそのまま自然乾燥、がもっともカールが出るスタイリング方法です。
オススメのスタイリング剤はムース等の比較的ウェットな物がいいです。
またドライヤーの前にもムースやオイル、流さないトリートメント等で乾燥を防ぐのも効果的です〇
次にデジタルパーマですがこちらは比較的簡単にカールを出すことができます
まず、髪の毛を濡らし、ドライヤーで、根元から乾かしていきます。
ドライヤーの熱から髪の毛を保護したい方は、乾かす前にオイル、流さないトリートメント等でケアをすると良いと思います。
8割ほど乾いたら、指にクルクルと髪の毛を巻きつけ、その巻いた髪の毛を手のひらにのせて軽く持ち上げ、ドライヤーをあてます。この時は強風より弱風がオススメです。
そして一旦ドライヤーを離して冷ますか、ドライヤーの冷風をあてるとリッジ感とツヤ感のある 巻き髪風のスタイリングができます。
今お話しさせていただいたことはあくまでもほんの一例で髪質、希望のスタイル等によっても 最適なスタイリングの方法が異なってくるので担当の美容師さんに聞いてみるといいと思います。
最後に
今回は多くの方が疑問に思われることが多い普通のパーマとデジタルパーマの違いについてまとめてみました。 この場では語り切れなかったこともまだまだありますし、パーマの種類に関しても エアウェーブ、クリープパーマ等様々なカールのつけかたがあるのですが冒頭でも前置きした通り 普通のパーマとデジタルパーマに焦点を当ててみました。
美容師さんによって考え方、施術の仕方など様々な違いもあり数ある美容院でのメニューの中でも 特に美容師さんの技術、センスが現れるのがパーマ系統の施術だと思います。
美容室選びで迷われている方が非常に多いですが、 信頼できるお店、美容師さんと出会えたら一度ご相談してみてはいかがでしょうか?
きっと今までとは一味違ったヘアスタイルを楽しむことができる思います